受験シーズンが本格化する中、受験生が抱える「歯のトラブル」への注意喚起が行われています。FM東広島(89.7MHz)の番組「教えて歯医者さん」に出演する藤田歯科医院(東広島市)の藤田光訓院長は、試験直前の体調管理の一環として、口腔環境を整える重要性を訴えています。
藤田院長によると、受験生や保護者から「受験が終わってから受診しようと思っていた」という声が多く寄せられるといいます。しかし、歯の痛みや違和感を我慢して勉強を続けることは、集中力の低下や思わぬ体調不良を招くリスクがあります。
特に注意が必要なケースとして、①高校生に多い親知らずの萌出、②詰め物の脱離や軽度の虫歯、③歯肉の腫れ――の3点を挙げます。「小さな虫歯であれば短期間で治療が終わることも多い。症状が軽いうちに対処することが、長引くトラブルを防ぐ鍵になる」と藤田院長。
また、受験期特有のストレスや睡眠不足、食生活の乱れは、口腔内の乾燥や炎症を引き起こしやすく、感染リスクを高める要因にもなります。そのため、痛みが出る前の定期的な検診や口腔清掃の指導を受けることが、ベストコンディションで試験に臨むために重要だといいます。
藤田院長は「治療が必要な場合でも、多くは1カ月程度で落ち着く。保護者の方も『何かあればすぐ歯科へ』と声をかけ、不安を減らすきっかけを作ってほしい」と呼びかけています。

