「もりてつや.セレクション お昼のクラシック」10月の曲と解説

 

もりてつや.セレクション お昼のクラシック」は月~木曜日の15:00~15:49に放送中!

もりてつや.さんがその季節、その時期に合うクラシック音楽を選曲。

穏やかな昼下がりに、音楽と一緒にお楽しみください。

もりてつや.セレクション お昼のクラシック」 10月の曲&もり先生の解説はこちら

リスト作曲 『ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調 』

ピアノ スヴァトスラフ・リヒテル   

ロンドン交響楽団 指揮 キルリ・コンドラシン

ピアノとオーケストラの作品。

素敵な音楽と、ピアノの技巧が組み合わされた名曲で

ゆったりした第2楽章、生き生きとした第3・第4楽章まで『金の風』が

速度を変えながら、揺さぶったり、吹き抜けたり、輝かしく流れていく様は圧巻。

モーツァルト作曲『フルート 四重奏』
第2番 ト長調 K.285a(ケッヘル285のA)第1楽章

フルート フィリッパ・ディヴィス   弦楽 ナッシュ・アンサンブル

クラシック界での横笛と言えばフルート。

現在は金属で作られていますが、もともとは木でできた笛。

この曲はモーツァルトによって裕福なオランダ人のフルート愛好家の為に

作曲された。

フルートという楽器をあまり好んでいなかったモーツァルトの父

レオポルドが「耐え難い楽器の為に作曲する時は、すぐに頭が

ぼやけてしまうのです」と、こぼしたという有名な逸話がある。

でも、こんなに素敵な楽曲に仕上げてくるモーツァルトは、 やはり天才作曲家。

ヴェルディ作曲 『アイーダ』より「凱旋行進曲」

歌劇『アイーダ』から最も華やかな部分。この『アイーダ』という作品は

教科書にも掲載されており、世界中で愛されている作品。

最初に聞こえた『らっぱ』の音楽はサッカーの応援歌として使われ、耳なじみが深い。

実はこのラッパはすごく長くまっすぐで、このオペラの為に考案された、

古代エジプトで使われていた『管(かん)』を曲げないまっすぐなラッパ

【エジプト・トランペット】を模して作られ「アイーダ・トランペット」と呼ばれている。

ヴェルディ作曲 歌劇『リゴレット』第3幕より「美しい恋の娘よ」

ミラノスカラ座管弦楽団 指揮 リッカルド・ムーティ                   

歌唱 リゴレット役 ジョルジョ・ザンカナーロ  ジルダ役 ダニエラ・デッスィ など

ヴェルディ作曲・リスト編曲 『リゴレット・パラフレーズ

ピアニスト ジャン・イヴ・ティボーデ

ヴェルディのオペラ『リゴレット』の四重唱の曲を ピアノの名手であった作曲家リストが、ピアノ曲に編曲。

ベートーヴェン作曲 ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 作品73 『皇帝』第1楽章

ピアノ ヴラディーミル・アシュケナージ

シカゴ交響楽団 指揮 サー・ゲオルグ・ショルティ

この『皇帝』という題名はベートーヴェン本人がつけたものではなく、後世の人々によって自然とそう呼ばれるようになったとか… 音楽史上のピアノ協奏曲の最高傑作とも言われる。



ベートーヴェン作品 交響曲 第5番『運命』より 第1楽章

ウィーンフィル 指揮 カルロス・クライバー


モーツァルト作曲

『オーボエ四重奏曲 へ長調 K.370(ケッヘル370)第3楽章』

オーボエ ガレル・ハルス 弦楽 ナッシュアンサンブル

まずオーボエの紹介を。

少し物悲しいような…哀愁に満ち溢れた音色の笛、時にはコケティッシュな表情も…。

木でできた縦型の笛で木管楽器。吹き口に2枚リードをつけて音を出す。

この曲はモーツアルトがオーボエの名手に出会い、作曲したくなって書いた曲。

オーボエの音色に旋律の美しさや飾られた音符たちに耳を奪われることでしょう。

ドニゼッティ作曲 歌劇『ランメルモールのルチア』1幕より『愛の二重唱』

ソプラノ マリア・カラス     テノール ジュゼッペ・ディ・ステーファノ

オペラ作品より一曲。

ライブ盤のため、拍手やブラーヴォ!なども収録されていて、

さながら劇場にいるような気分になる。

リスト編曲『「ランメルモールのルチア」と「バリジーナ」より 二つのテーマによる演奏会用ワルツ』

ピアノ ジャン・イヴ・ティボーデ

ドニゼッティ作曲の美しい旋律をテーマにして、リストがピアノ曲に編曲。